アジア地域におけるグローバル化は急速に進展しており、
企業の環境戦略もこれを踏まえたものへと進化しています。特に、中国では第13次5カ年計画において、循環経済の確立がさらに強調され、そのための政策手段として、拡大生産者責任(Extended Producer Responsibility:EPR)の導入が重要な政策課題となっています。中国政府は、使用済家電製品についてすでに拡大生産者責任制度を導入しましたが、続いて容器包装廃棄物についても強制回収制度、拡大生産者責任制度の適用を計画しています。現行制度や今後導入計画中のEPRには、急速に成長する経済に特有な課題があります。またこれらの課題は、中国以外のアジア地域の国々も共有する課題であると考えることができます。
本シンポジウムでは、学界とビジネス界の最先端で活躍する論客を迎え、アジア地域において企業が環境に配慮しながら発展することの意義と課題について議論をおこない、今後の中長期的な展望について考えてみたいと思います。
20周年記念シンポジウム
第4回記念シンポジウム「アジアにおける環境ビジネスと拡大生産者責任」 ※終了しました
日時 | 2015年9月21日(月・祝)13:30-17:00 | 場所 | 神戸大学出光佐三記念六甲台講堂 |
アクセス | 阪急六甲駅からバス15分(神戸大学のサイトへ) | 参加登録 | こちらから | 案内チラシ | こちらから |
■プログラム
13:30-13:45 | 挨拶:石川雅紀(神戸大学経済学研究科教授) |
13:45-14:45 | 基調講演:細田衛士(慶応義塾大学経済学部教授) |
14:45-15:00 | 休憩 |
15:00-16:30 | パネルディスカッション コーディネーター:石川雅紀(神戸大学) 細田衛士(慶応義塾大学) 田中希幸(キリン株式会社CSV本部CSV推進部シニアアドバイザー) 斉建国(中国社会科学院数量経済・技術経済研究所副所長・教授) 万嘉瑜(テトラパック中国Environmental Manager) チャナーティプ・パーリノー(チュラロンコン大学工学部助教授・タイ) |
16:30- | 閉会挨拶:斉建国(中国社会科学院) |
司会 | 竹内憲司(神戸大学経済学研究科教授) |
★本シンポジウムのお問い合わせ先:神戸大学社会科学系教育研究府 田中
TEL: 078-803-6847
E-mail: info[at]epr-asia.net ※[at]を@に置き換えてください。