近年,環境経済学,環境法学,環境社会学,環境政治学といった環境研究は発展を遂げてきました。しかし,それぞれの学問分野での研究が精緻になる一方で,それらの間の対話は難しくなっているのも事実です。そのような状況のなかで,今日,これまでにない発想で,環境研究の新たな段階をひらくことが求められています。
本シンポジウムには,学際的な視点で最先端の研究を進めている研究者とそれらの成果をまとめている編集者が結集します。そして,研究の着想から出版,さらにその後の伸展についても議論しながら、学問分野を越境することで見えてくる新しい世界を展望します。
20周年記念シンポジウム
第6回記念シンポジウム「環境研究をひらくー着想・出版・伸展」 ※終了しました
日時 | 2015年11月7日(土)13:30-18:30 | 場所 | 法政大学市ヶ谷キャンパス(千代田区富士見2-17-1) ボアソナードタワー3階 マルチメディアスタジオ0300 |
アクセス | 法政大学のサイトへ | 参加登録 | こちらから | 案内チラシ | こちらから | 参考サイト | 環境政策史研究会 |
■プログラム
13:30-13:40 | 開催趣旨:喜多川進(山梨大学) |
13:40-14:30 | 基調講演:藤原辰史(京都大学 環境史・農業史) 主要著作: 『ナチス・ドイツの有機農業ー「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」』柏書房 『ナチスのキッチン』水声社,『稲の大東亜共栄圏ー帝国日本の「緑の革命」』吉川弘文館 『カブラの冬ー第一次世界大戦期ドイツの飢饉と民衆』人文書院 『食べること考えること』共和国 ほか |
15:00-18:30 | パネルディスカッション: 藤原辰史 (京都大学 環境史,農業史) 高橋弘 (岩波書店編集局) 『環境政策の新地平』ほか編集 及川敬貴 (横浜国立大学 環境法・行政法) 『アメリカ環境政策の形成過程ー大統領環境諮問委員会の機能』北海道大学図書刊行会 『生物多様性というロジック』勁草書房 友澤悠季(法政大学 環境社会学,公害・環境思想史) 『「問い」としての公害ー環境社会学者・飯島伸子の思索』勁草書房 辛島理人(関西学院大学 現代史 ) 『帝国日本のアジア研究ー総力戦体制・経済リアリズム・民主社会主義 』明石書店 司会:喜多川進(山梨大学 環境政策史) 『環境政策史論ードイツ容器包装廃棄物政策の展開』勁草書房 |
★本シンポジウムのお問い合わせ先:喜多川進(山梨大学)
E-mail: kitagawa[at]yamanashi.ac.jp ※[at]を@に置き換えてください。