SEEPS 環境経済・政策学会

第8号「公共事業と環境保全」

表紙

第8号「公共事業と環境保全」

2003年12月発行 ISBN:4-492-31336-2

目次

巻頭論文
小野有五
21世紀の公共事業と環境保全
シンポジウム
司会:吉田文和
パネリスト:小野有五、佐和隆光、田中康夫、山口二郎、宮脇淳、渡辺綱男
公共事業と環境保全
公共事業の環境評価と意思決定
栗山浩一
公共事業と環境評価――費用対効果分析における環境評価の役割
吉田謙太郎
政策評価における環境評価利用と現状と課題
林岳・山本充・有吉範敏
公共事業評価勘定による公共事業の評価
瀬尾佳美・佐藤照子
リスク理論で考える「環境にやさしい治水」
浜本光紹
直接民主主義による公共的意思決定――住民投票の意義と仮題
国内の事例研究
敷田麻美・森重昌之
公共事業の戦略的活用と地域の環境保全
――北海道黒松内町における持続可能な地域振興と政策プロセスの検証
増田佳昭
水田土地改良と環境保全――琵琶湖の農業濁水問題を事例に
川村久幸・安田八十五
巨大公共事業による干潟の環境保全への影響と評価
――東京湾における横断道路(アクアライン)と盤州干潟の事例研究
八木信一
ごみ処理施設整備事業の行財政システム
関耕平
廃棄物政策と地方財政――「処理能力拡大主義」の構造分析
本田洋一
大阪府における循環型社会の形成に向けて
――大阪府循環型社会形成推進条例の制定と今後の課題
海外の事例研究
常杪・井村秀文
アジアにおける都市環境インフラ整備の促進戦略――政府と民間の役割分担と協力
齋藤法雄
円借款における環境保全――タイの事例を中心として
環境論壇
嘉田由紀子
環境社会学から琵琶湖政策の100年をみる
書評
磯崎博司
大塚直『環境法』
工藤秀明
小塩和人『水の環境史』
寄本勝美
石渡正佳『産廃コネクション』
竹内憲司・亀山康子
岩波講座『環境経済・政策学』第1巻~第8巻