SEEPS 環境経済・政策学会

環境経済・政策研究 第3巻第1号

2010年1月発行 ISBN:978-4-00-022500-7

環境経済・政策に関する研究の現時点での到達点を整理し、今後解明されるべき学術的・社会的課題を提示する。現実の環境問題が突きつけている自然と人間の共生をめぐる根本的な問題提起を真摯に受け止め、環境と両立するサステイナブルな経済と社会を創造する理論と政策を追究しその架橋をめざす研究論集第5号。

目次

会長講演論文
植田和弘
持続可能な発展をめぐる諸問題
学術賞受賞記念講演
細田衛士
資源循環型社会の制度設計と政策展望
松下和夫
持続可能性のための環境政策統合とその今日的政策含意
武田史郎・川崎泰史・落合勝昭・伴金美
日本経済研究センターCGEモデルによるCO2削減中期目標の分析
原嶋洋平
貿易と地球温暖化
--「気候に優しい物品・サービス」の貿易自由化交渉
笹尾俊明
産業廃棄物税の最終処分削減効果に関するパネルデータ分析
桑名謹三
金融保証の強制化による環境リスク抑制効果
書評
久保はるか
寄本勝美『リサイクル政策の形成と市民参加』
笹尾俊明
金子林太郎『産業廃棄物税の制度設計--循環型社会の形成促進と地域環境の保全に向けて』

英文要旨

平成21年度環境経済・政策学会学会賞
環境経済・政策学会2009年大会プログラム